2012年4月13日金曜日

平成20年度 練馬区環境作文コンクール 全作文:練馬区公式ホームページ


更新日:2010年2月1日

小学生部門

〈最優秀〉 わたしたちにできるエコライフ

練馬区立豊玉小学校5年 石井 ひかり

 私は今年の夏休みを東京で過ごしました。35度を超える猛暑日が何日も続き、また、局地的な大雨が降った日も何日かあり、テレビでは各地の大雨や災害の情報が流されていました。

 異常気象は、地球温暖化が原因であると考えられます。地球温暖化は主に二酸化炭素などの温室効果ガスが原因で起こっています。つまり、地球温暖化を防止するためには、二酸化炭素の排出量を削減することが重要であると考えます。

 二酸化炭素の排出量を削減するには、私たちの豊かな生活を支えてくれる、大量生産、大量消費、大量廃棄をやめれば、実現できるのかもしれません。しかし私は、私たちが毎日の生活の豊かさを失わずに二酸化炭素の排出量を削減するためのエコライフを考えてみました。

 第一は電気の消費についてです。電気を作るためにエネルギーが必要となり、二酸化炭素が排出されます。早寝早起きを心がけ自然の光で生活し、電気はつけすぎない、つけっぱなしにしないこと、暑い日でも、クーラーはつけっぱなしにしない、温度は低くしすぎないこと、また、今年の夏はオリンピックをテレビで見ましたが、テレビはつけっぱなしにしないことなど電気をむだにしないことが大切です。

 第二はゴミについてです。私たちが出したゴミは、運ぶ時、燃やす時に二酸化炭素が排出されます。ゴミの削減のためには、むだな物は買わず、使える物はできるだけ長く使い、再利用が可能な資源ゴミは再利用することが大切です。私には妹がいるので、妹に私の服を着てもらえるよう、きれいに使いたいと思います。また、私の祖母は、いらない服や生地を実用品に変えて使っています。さらに、できるだけ食べ残しをしない、シャンプーやリンスはつめかえ用にする、レジ袋や使いすてのはしはなるべく使わないようにするなど気をつけています。

 第三に水についてです。私たちが毎日大量に利用している水は、浄水場できれいにする時に多くのエネルギーを使い、二酸化炭素が排出されます。水をむだにしないために、歯みがきをする時、お風呂で体や頭を洗う時に水を出しっぱなしにしないことが大切だと思います。

 最後に植物についても考えてみました。植物は二酸化炭素を吸収し、酸素をつくります。だから私は植物を大切にするべきだと思います。しかし、世界では多くの木が伐採されています。私は、新しい紙を作るための木をむだにしないために、再生紙を使うのも良いと思います。また、家庭や学校で植物を植えるのもいいと思います。実際私の家や祖母の家には植物がたくさん植えてあります。

 私や私の家族ができるエコライフの中でも私がまだできていないことがあります。また、家族や友達と話をして考えれば、他のエコライフについても気がつくかもしれません。一人一人から見ればとても小さなことでも、地球の全員がやれば、きっと環境問題は解決できるはずです。私一人から、そしてみんなでエコライフに協力しあい、環境問題のない、毎日が気持ち良く豊かに生活できる地球を作りたいと思います。

〈優秀〉 わたしたちにできるエコライフ

練馬区立開進第二小学校3年 白木 美幸

 この夏休みに、私は断水を経験しました。水を使えない生活は、とてもとても不べんでした。一番大変だったのは、トイレでした。トイレを流すには、大きなバケツ2はい分の水が必要でした。断水中は、くんでおいた水を大切に使いました。手や顔をあらった水をすぐにはすてないでトイレで使ったり、紙皿、紙コップを使ったりしました。

 このような生活を通じて水の大切さを感じ、毎日使っている水についてくわしく知りたいと思いました。

 まず、私たちの町、練馬区の水はどこから来ているのかを、東京都水道局に電話をしてたずねました。係の人が、私たちは、多ま川、とね川、あら川などの川の水を水道水として使っていることを教えてくれました

 私がロンドンに住んでいた時、夏に水不足のために庭のしばふの水やりが禁止になった事がありました。多ま川、とね川、あら川などの水は、私たちがいくら使っても大丈夫なのでしょうか、少し心配になりました。

 私は生き物が好きなので、夏休みに、生き物について調べたのですが、色々な種類、めずらしい種類の生き物が住む場所は、自然がいっぱいできれいな水がたくさんある所でした。私たちが水を使いすぎて川の水が少なくなると、自然やそこに住む生き物はどうなるのでしょうか、とても心配になりました。

 また、昔と比べると雨のふる量がへってきているそうです。このようなことから、私の好きな生き物が住む自然を守るためには、私たちが使う水の量もへらした方がいいと考えました。

 そこで、どうすれば使う水の量をへらす事ができるかを実験してみました。
 1日目は今までどおりに水を使って、2日目はむだな水を使わないように気をつけて、それぞれの日に使った水の量をメーターで見てみました。
 8月4日11時 571.0立方メートル
 8月5日11時 571.9立方メートル
 8月6日11時 572.65立方メートル
使った水の量1日目 約900リットル
 2日目 約750リットル
 お父さんとお母さんにも協力してもらって、むだな水を使わないように注意しました。
 すると、1日で約150リットルの水を節約することができました。

 国土交通省のホームページで、1人が1日に使う水の量は314リットルだということがわかりました(2004年)。私の家族は3人なので、いつもどおりに使った1日目は、1人約300リットルで、314リットルとあまりかわりませんでした。それが2日目は、1人約250リットルとなりました。

 むだな水を使わないように気をつけただけで、1人約50リットルの水を節約できたことになります。特別なことをしたのではなく、お風呂の時や、顔や歯をあらう時に節水を心がけただけです。

 このけっかをとてもうれしく思いました。そして節水の心がけを家族だけでなく、学校、練馬区、そして日本中の人がしたらどうなるかを考えて、もっともっとうれしくなりました。

 「むだな水は使わない。」、「いらない電気は消す。」、「ゴミはきちんと分別する。」といったあたりまえの小さな心がけをみんながすることで、自然を守ることができるかもしれません。それが私たちにできる、とてもかんたんで、とても大切なエコライフだと思います。私はこれからもこの小さな心がけを毎日つづけてゆきたいです。

 断水の生活は大変でしたが、そのおかげで色々と学ぶことができてよかったです。

〈佳作〉 わたしにできる小さなエコ

練馬区立高松小学校4年 坂田 里緒

 わたしは、学校の社会の授業でいろいろなことを学んでいます。その中で一番気にかかったことは、「3R」という言葉です。

 テレビなどで地球温だんか、CO2のさくげん、エコ、省エネなどという言葉をよく耳にしていましたが、言葉の意味がよく分からずあまり気にとめてはいませんでした。でも、学校でかんきょうについてのべんきょうをしてからは、これらの言葉の意味としんこくさがよく分かりました。

 そこで、わたしは、かんきょうについて勉強して自分には何ができるのか、考えてみるようになりました。

 たとえば、いままでつけっぱなしにしていた電気をこまめに消したり、歯をみがく時、少しの水ですむように気をつけてみました。始めはうっかりしてわすれてしまった日もありましたが、だんだんなれてきて、あたりまえのように思えてきました。いままでいかに自分がむだ使いをしていたかよく分かりました。

 また、学校の宿題でエコ日記をつけるようになってから、毎日1日1このエコを考えています。たとえば、ベランダで緑を育てたり、いらない紙のうらを使ってゴミをへらしたり、布の切れはしで人形の服を作ってリサイクルしたりしました。また、家族で夜ご飯を食べる時に、電気を消してろうそくのあかりでご飯を食べました。昔、電気のない時代の人はいつもこうだったんだなと思うと、たいへんだったと思いましたが、ろうそくのひかりはなんだか心があたたかくなるような気がしました。

 エコ生活は大へんだなと思うことが多いですが、ろうそくの光のように楽しんでできるエコもあるんだなと思いました。

 これからも自分なりに楽しんでできるエコをもっとたくさん考えてまわりの人たちにも教えてあげたいと思います。

〈佳作〉 わたしたちにできるエコライフ

練馬区立豊玉東小学校4年 川瀬 翔子

 「エコライフ」をパソコンで調べてみると、「私達の生活が、周りの環境や私たち自身に影響を及ぼしている現状を認識し、少しずつ何らかの行動を起こしていけるような生活スタイル」のことだと書いてありました。

 今の日本での私達の生活は、車に乗れば、排気ガスが出て空気が汚れ、シャンプーを使えば水が汚れ、物を買ったり食べたりすれば、ゴミが出ます。

 私は、1学期の社会科見学で練馬区の清そう工場へ見学に行って、ゴミの多さにおどろきました。また、私の祖母の住んでいる長野県東御市で、ゴミのカレンダーを見たところ、分別がとても細かいのにびっくりしました。

 そこで今回、私は、ゴミについてのエコライフを考えることにしました。
 東御市と練馬区の違いを調べて一番おどろいたことは、リサイクルしている量と分別の種類の違いです。リサイクル率は、東御市が30%で、練馬区が20.8%、東御市の方がとてもリサイクルが進んでいました。分別の種類は、東御市が平成15年から12種類、練馬区は現在7種類で、10月から分別の種類が増えるそうですが、それでも9種類です。

 私は、エコライフを進めるには、「3R」の「リデュース(ゴミになる物をへらす)」「リユース(捨てずにまた使う)」「リサイクル(もう一度資源として生かす)」をすればいいのではないかと思います。

 東御市は、市でできるリデュースとリサイクルをきちんとやっています。それに、東御市に住んでいる人たちも、それをきちんと守っていこうと思っているからこそ、ゴミがへるのだなと思いました。


私はどのくらいの中央の空気を必要としない

 わが家では、リサイクルできる新聞や発泡スチロールのトレーなどはリサイクルに出します。なるべくいらない物は買わないし、買い物に行く時は使わない袋を持って行きます。また、母はリユースの名人です。着ないセーターをバッグにしたり、古くなったシャツは草履にしたりしてもう一度使います。

 その母が、最近一番下の妹の通っているようち園で、ペットボトルのキャップを集め始めました。母は前から「練馬区ではペットボトル本体はリサイクルできるのに、どうしてキャップはもえないゴミなのかしら」と疑問に思っていたそうですが、キャップを集めると同じアジアの困っている子ども達の生活に役立てられると聞いて、お母さん仲間と集め始めたのです。

 同じキャップのリサイクルでも、父は東御市が行っているように、市や区がキャップを集めて工事用の柵などに再利用していれば、十分リサイクルに役立っているだろう、と言っています。でも私は、柵になるのもいいけれど、外国の子ども達の生活に役立つ方が、もっといいなあと思います。リサイクルできるのは同じでも、その使い道がいろいろあった方が、リサイクルする私達もリサイクルに参加しやすくなると思いました。

 私は、母が積極的に取り組んでいるのを見て、学校でキャップの回収を始めたいと思いました。1学期に、自分のクラスと2年生の妹のクラスの先生に「学校で集めたいけれどどう思いますか。」と話をしたら、「いいんじゃないかしら」と言われたので、これからまわりの友達とも話してみたいと思っています。

 このように、私にもできるエコライフがありそうです。とにかくゴミは出さない、キャップは分別するという強い気持ちを持って生活していきたいです。

〈佳作〉 油の捨て方・油の再利用法

高松小学校4年 志村 玲奈

 私の家では油の捨て方は少し違います。その方法はふつうに流しに流してしまうのではありません。

 その方法とは古くなって捨ててしまう私たち家族の服の活用です。油の付着した天ぷらなべなどを古くなった服で油の付着した所をふき取ります。最後まで、きちんとふき取ったら、そのあと天ぷらなべをきちんと、水できれいに洗い、使った古い服は捨てます。

 私はいままで、お母さんがそういうことを、ずうっとやっていたんだなぁと、とても感心してしまいました。ずうっとそのことをやっているなんて私は知りませんでした。だから、今まで油はシンクから流してしまっていると思っていたけれど、お母さんは私の知らない間に思ってもみないことをやっているのだなぁと、とてもびっくりしました。でも、まだまだ、思ってもいないことをやっていました。

 それは油でひりょうを作ることです。
 作り方はカンタン!!

その(1)使い終わった油がさめるのをまつ。
その(2)油がさめたら、米ぬかを入れる。
その(3)よくまぜて、そぼろじょうにする。
その(4)新聞紙の上に広げて、干す。
その(5)よく、かわいたら・・・

 完成!!
 私の家では、このひりょうを使って、「ベランダガーデニング」をしています。でも、それを知ったのはこの作文を書き始めた時でした。もし、作文を書いていなかったら、この方法を知ることはなかったので、コンクールに、ぼしゅうして、本当によかったと思いました。

 最後になりますが、私たちの地球は、かんきょう問題やエネルギーの問題など、人類の歴史上、かつて無いほどピンチだと聞いています。私たち一人一人ができることは小さいけれど、みんなが「地球を守ろう」ということで気持ちを1つにすれば、大きな力になります。未来の地球は私たち子どもが守らないといけないと思いました。

〈佳作〉 キッズISOを終えて

練馬区立高松小学校5年 荒木 梨帆

 私はキッズISO14000プログラムというエコ活動で温暖化対策をしました。

 キッズISO14000プログラムとは、今、問題になっている「地球温暖化」を未来の大人となる子供たちで、防ごうというプロラムです。では、どうやって防ぐのでしょうか。それは、4つのジャンル、電気・ガス・水道・ゴミの量をどれだけ減らせたか、そして自分たちがどれだけ気をつけたかを見て自分たちで進めていくのです。

 私は電気とガスの節約に取り組みました。最初に電気をやった時には夏だったので、作戦前はあまり使わなくて122.4キロワットアワーでした。その後、120キロワットアワーは多すぎるという事で、家族で作戦を立てました。1つは、電気をこまめに消す。もう1つは、冷ぼうを付ける時は26〜27度にする。この2つです。作戦後、決めた作戦に気をつけながらがんばったのですが、暑くなるばかりで、作戦がうまく実行できませんでした。だから1日の消費量は前の2倍の242.5キロワットアワーになっていてびっくりしました。これだけがんばったのにやっぱり暑くてつい、つけてしまう事に気がつきました。そこでこれを参考にして、これからは自然の風などで涼しくなるように、電気使用量を減らそうと思います。

 もう1つはガスメーターです。ガスメーターの作戦前の1日の消費量は3.490立方メートルとわりと少ないのですが、油断はできないので、作戦を立てました。1つは使わない時は消す。もう1つは最後にチェックする。という作戦を立てて実行してきたのですがお風呂などでみんなで一緒に入らずにシャワーを出しっぱなしだったからだと思います。できるかぎり弟と父と入ったのですが作戦中の1日の消費量は、なんと11.208立方メートルでした。これはこしをぬかすほどおどろく結果となりました。私たちは反省し、これからは、互いに注意し合い地球温暖化を防ぐことに力を入れていきたいと思います。

 今回、初めてこんなに地球温暖化について考え、力をいれました。この地球温暖化を防ぐには私たちや、地球に住んでいるみんなの力が必要な事が分かり、まず自分たちに出来る事からコツコツとやっていく事が大切という事も分かりました。地球温暖化を防ぐことができるのは私たちです。地球は私たちのお家で、私たち地球に住んでいるみんなが家族です。その家族でこれからの未来の地球を守りたいです。

〈佳作〉 緑いっぱい中村の町へ

練馬区立中村小学校5年 小林 なつみ

 今年2月の日本経済新聞に、「練馬区中村のNTT東日本社宅跡の一部を練馬区が買収し、約1.4ヘクタールの公園とする」という記事が出ていました。私は、この記事を読んで次の2つの事を考えました。

 1つ目は、そこは私と妹が毎日保育園に通う時に通った場所で、今は毎週練馬図書館に行く時に通る場所だという事です。

 昨年、社宅の周りが白いフェンスで囲まれた時、家族みんながマンションが建つだろうと予想して、そうしたら大きな建物が建てこんで、町が息苦しくなってしまうなぁと思っていました。

 ところが、「社宅跡地を練馬区が『緑の公園』にして2011年オープンを目指す」と記事に書いてあったので、私はとてもうれしくなりました。

 NTTの社宅は桜が本当にきれいで、毎年春には保育園の行き帰りにお花見を楽しんだものです。でも今は、幹は残っているけれど、枝は切り落とされてしまい、桜の花はほとんど咲きません。だから、公園が完成する3年後には、枝が伸びて満開の桜が咲いてくれれば良いなと思います。

 次に考えた事は、公園ができると私たちの町がどう変わっていくかについてです。

 記事には、「中村地域の緑化率は練馬区平均の22.2パーセントより4ポイントほど低い」と書いてありました。私の家の近所には畑がたくさんあり、私もよく直売所にキュウリやトマトなどの野菜を買いに行くので、練馬には緑がたくさんあると思っていました。けれども、記事を読んで中村には意外に緑が少ないと知っておどろきました。

 公園になる予定地は、中村小学校の面積1.5ヘクタールと同じくらいの広さです。2005年に中村小学校にもしばふが植えられて、地域の緑がふえたけれど、公園ができればさらに中村小学校の広さの緑が加わります。公園の木々は、人々が出す二酸化炭素を吸いこんでくれて、空気がきれいになります。それは、ひいては地球温だん化を防ぐ一つの助けにもなるのだと思います。

 人々は、公園で遊んだり、散歩をしたり、リフレッシュをする事ができます。夏には木かげですずんだり、もし水場ができれば、水遊びをする子供達のかん声も聞こえるでしょう。

 ところで、3月に練馬文化センターで「葉っぴい大作戦」のもよおしが開かれました。この時私も歌った「葉っぴいぴいちゃんのうた」の歌詞に、「まちにみどりがあふれるとこーんな笑顔になるのかな」という所があり、私の好きなフレーズです。中村にも緑の公園ができて、人々の笑顔がひろがればすてきだと思います。

 7月になり、社宅跡にはパワーショベルやブルドーザーが入って建物がこわされ始めました。中はがれきの山ですが、桜の木々はしっかり守られているので安心しました。いよいよ公園作りが始まるのだと思うと、わくわくします。

 公園が完成したら、地域の住民達と雑木林などのいじ管理に取り組むそうなので、私も緑を守るために協力したいと思います。

 私は今の練馬が好きです。でも、もっと緑がふえたら、今よりもさらに好きになると思います。だから、中村以外の場所にもたくさん公園をつくってほしいです。

〈佳作〉 大切な水

練馬区立高松小学校6年 沖山 紀

 「水の出し過ぎに注意する」という、当たり前のことができていますか?
 私は、この夏姉がオーストラリアに行って水不足だったという話を聞いたので、水について書きます。その話の1つは「乾燥した国なので、シャワーは1回4分以内で済ませなければならない」のだそうです。だから、どこの家庭にも、キッチンタイマーや砂時計が、置いてあるそうです。日本ではどうでしょうか。

 日本人は1日1人あたり400リットル以上もの水を使っています。これは、2リットルのペットボトルが約200本分です。蛇口から水を5秒間出しっぱなしにするとなんと、1リットルもの水が無駄になっているのです。


何それはインテリアdesighorを作るために取るん。

 水不足の国を調べてみると、アフリカ(ケニア)では、1日1人あたり40リットルの水で生活していることが分かりました。ケニアの人々は、日本の水のように消毒してあるキレイな水ではなくて、茶色くにごって清潔ではない水を使っています。生きていくには、そうするしかないのです。日本は、蛇口をひねれば、消毒されたキレイな水がいくらでも出てくるから、他の国とくらべてどれだけありがたいのかを分かってほしいです。だからどんなときでも、大事に水を使わなければいけないのです。

 今思えば、私は食器を洗うときなど、結構勢いを出して洗っていましたが、今はとても、大切に使っています。シャワーヘッドは勢いはあっても、実際にはそんなに水が出ていない、節水の物にかえました。洗濯の水は100パーセントお風呂の残り湯を使っています。植物には、お米のとぎ汁をとっておいたり、雨が降ったときには、雨水をバケツやじょうろなどにためておいて、あげたり、なるべく、どんな物でも、捨てないようにして、再利用しています。

 私は、これからもキレイな水を自由に使いたくても、使えない国の人達を思いながら、大切に水を使っていきたいと思います。
 水だけでなく、どんなことにも、「もったいない」という気持ちをもちつづけたいと、思います。

中学生部門

〈最優秀〉 グリーンマップを通して考えた練馬の未来

練馬区立上石神井中学校2年 長島 可純

 「20.9%」これは2001年の練馬区の緑被率です。二十三区で一番の練馬区。けれど10年前の「25.1%」と比べると、緑が年々減少しているということが分かります。それに気づかせてくれたのが、1枚の新聞記事とエコキャップの活動でした。

 昨年から始めたペットボトルキャップを集めワクチンにかえる活動。今年は中学の生徒会に呼びかけ、4月から全校での回収が実現しました。また、近所のスイミングスクールなどにも声をかけ、さらに輪が広がり、これまでに約9万個集めることができました。集まったキャップ以上のペットボトルが消費されていることを考えると、本当にこれが環境に優しいことなのかと疑問に思いました。24時間冷却と保温を続けている自動販売機やコンビニで買ったものも多いのではないかと思います。そんな自動販売機・コンビニが、私の住む上石神井にどのくらいあるのか、エコクラブの仲間と調べてみることにしました。その時、私はグリーンマップのことを思い出しました。グリーンマップとは、身近な環境を自分達の手で地図にすると いう活動です。それを使って、自動販売機・コンビニを含めた24時間営業店も調べてみることになりました。森や畑、公園、リサイクルショップなど、環境にやさしい場所を中心に地図に記入し、色分けをすることにしました。

 上石神井1丁目〜4丁目を全て調べるのは大変で考えていたよりも時間がかかりました。しかし、地図に全て書き込んで完成したときは、達成感がありました。上石神井には自動販売機186台、24時間営業店が14軒ありました。商店街に自動販売機が多く、駅前に24時間営業店が集まっていることなどが分かりました。新聞で、東京都も24時間営業の規制などを考えていると知りました。これを機に少しずつ減っていくと良いと思います。また、学校や団地など広い土地に木々が多く、意外と畑がありました。上石神井にもまだまだ緑が残っていてほっとしました。このグリーンマップを通して気づいたこと、考えたことがいくつかあります。

 私の家の近くに大きな屋敷森がありました。近くを通るだけでも涼しい場所で、セミやオナガなど、多くの生き物が生息していました。散歩をしながらセミや鳥の声に耳をすましたりするのも楽しみでした。ところが今年、その屋敷森の木がほとんど切られていました。なぜ、という疑問と共に、また緑が消えてしまったと悲しくなりました。実は今年、わが家に緑を増やそうと、木の中でとても蒸散作用のある「シラカシ」の大きな鉢植えを買いました。たった1本の木でも木陰ができて涼しいです。それなのに、大きな屋敷森の木が切られてしまい、大変がっかりしたのです。涼しさも違うし、蒸散作用も、吸収する二酸化炭素も比べものにならないからです。また、木を切ってしまったら、そこに住んでいた鳥や虫はどうなるので しょうか。屋敷森を管理・維持するのは大変なことだと思います。でも、緑を残すために練馬区もよりよい対策を考えていただけたら嬉しいです。

 また、石神井川沿いの桜並木が、川の護岸工事のために切られるかもしれないという話を聞きました。私はあの桜並木が大好きです。春には素敵な花を咲かせ、夏は葉をしげらせて涼しくしてくれる、季節の感じられる場所です。川の工事も大切なので、緑を残しながら工事をしてほしいと思います。

 グリーンマップ作りを通して、緑の大切さを実感しました。人は緑の中にいると、心が癒され、優しい気持ちになります。風、太陽、そして緑のにおいを感じることのできる練馬。いつまでも、緑豊かであり続けてほしいと願っています。

〈優秀〉 身近な"もったいない"の魔法

練馬区立大泉中学校2年 松田 佳奈

 「光化学スモッグ、注意報をお知らせします。」単調で、ゆっくりなアナウンスはいつも私の中に焦りと不安を残していくのです。「練馬の自然が壊れてしまう・・・。」陽射しの強い夏。今年もまた、あのアナウンスを何回耳にしたことでしょう。

 年々増えゆく恐怖のアナウンスに不安を覚えた私は、その日の夜に早速練馬区の環境に関するホームページを開いてみました。「主に自動車や工場から排出される窒素酸化物や炭化水素という物質が、太陽からの紫外線を受けることで光化学反応を起こし、それがやがてのどの痛み、目の違和感などという症状となってあらわれる。」そう、"光化学スモッグ"。あのアナウンスの正体です。風のほとんどない暑い日の午後に発生しやすいため、夏休みを過ごす私達がアナウンスを耳にする機会が多いのにも納得です。更に調べてみると、様々な練馬区の"背景"が見えてきました。「区内注意報」と言って、練馬区内で光化学スモッグ注意報が流れた回数の統計は平成九年度で七回、10年度で6回、と一桁台なのに対し、平成12年度で13 回、平成18年度で12回、と増加傾向にあります。しかしこれらの統計は私にとって身近であった光化学スモッグを例に挙げただけのものであり、まだまだ序の口にすぎません。

 もう一つ、例を挙げます。"ダイオキシン"ごみの焼却による燃焼で生じる、人体に悪影響を及ぼす物質です。練馬区のデータによると平成11年度は0.14?0.16だった大気が、平成12年度には0.29?0.40、平成13年度には0.32?0.39に達し、増加傾向にあったようです。しかしこの"ダイオキシン"の問題は解決の方向に向かいつつあります。平成14年度に0.14?0.12と下がり、平成19年度にはなんと0.051?0.056までおさえることができました。"技術の進歩"だけではないこの結果に、私は胸をなでおろしました。

 この他にも練馬区は「水辺ふれあい計画」「リサイクル推進計画」「環境美化行動計画」など様々なプランを積極的に立て、"練馬から広げよう省エネの環"という政策のもと毎日努力を重ねてきていたのです。

 「もったいない」という言葉を知っていますか。2004年に、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニアの女性、ワンガリ・マータイさんが記憶に新しいですが、意識したことは一度だってあるでしょうか。彼女は日本に来日した際、インタビューで記者が発した「もったいない」の意味を知り、とても感動したそうで、"環境問題を考える重要な概念"として6万人の観衆に紹介したり、「MOTTAINAI」キャンペーンなどの活動を積極的に行なってきました。

 今年の夏、私はこの不思議な力を持つ「もったいない」の魔法にかかってしまいました。練馬区民は約70万人、日本国民は約1憶3千万人、人類は60億人を越えると言われています。この中でまずは私がやろう。もうだまって光化学スモッグの注意報など聞いていられません。心に決めた日から、私の合言葉は「もったいない」になりました。ガソリンを入れるの"もったいない"。レジ袋をもらうの"もったいない"。電気のつけっぱなし"もったいない"。ほら、何だかエコライフが身近に聞こえてきませんか。「被害者は私達でありながら、同時に加害者も私達である。」簡単なようで実現がむずかしいエコライフ。"もったいない"の魔法にかかった私のエコライフはすがすがしく、居心地の良いものとなりました。今日も私は願� ��ます。

 空気が汚染されるのは"もったいない"!
 毎日を不快な環境で過ごすのは"もったいない"!
 練馬の自然を壊すのは"もったいない"!
この言葉が皆のこころに届きますように。

〈佳作〉 練馬の財産

練馬区立開進第二中学校1年 黒崎 聡美

 「練馬のいいところは。」こう聞かれると私はいつも「畑が多いところ。」と答えます。

 それくらい練馬には畑が多く、また、自然も豊かです。私の家の前には畑があり季節によって様々な作物を実らせているし、私が通う中学校の近くには石神井川が流れカモがいることもあります。そんな自然豊かで緑にも恵まれた練馬には、小さいころから親しんできた自然がたくさんありました。

 私の家の近くには畑や森があります。畑は練馬区が二十三区内で一番の面積をほこっています。畑での思い出には霜柱や雪景色などがあります。霜柱は畑の土をほると次々と出てきて、その名の通り白い柱になっている様子は小さかった私にはめずらしいものでした。また、畑はどこまでも平らなため雪が積もるとそれは美しい風景になりました。雪が1つのよごれもなく一面真っ白に積もっているところは、まるで別世界を見ているようでした。

 小学生のころには学校で「ねぎぼうず」という詩を読みました。そのときに「ねぎぼうずってどんなものなのかな。見てみたいな。」と思いました。そしてしばらくして、そのねぎぼうずが畑で育てられていたとき生まれて初めて目にすることができました。その姿は白くてとげとげのまるい頭で一列にきちんと並んでいるという、詩とぴったりのとてもかわいらしい姿でした。私はそれまでねぎぼうずというものを全く知らなかったので、そのあまりにおもしろいいでたちに驚きました。そんな経験をすることができたのも、そばに畑があったおかげです。


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 畑のほかに森での思い出もたくさんあります。まず1つ目は秋にどんぐりを拾ったことです。マテバシイやクヌギなど様々な種類のどんぐりを拾いました。森へ行くとこんなたくさんのどんぐりたちがそれぞれに帽子をかぶったりイガをつけたりしてぼろんぼろん落ちています。そのどんぐりをただ拾うだけでも楽しいのですが工作をして遊んでもおもしろいです。拾ってきたどんぐりにペンで目や鼻をかき、耳をつけてトトロを作ります。それをまるく輪切りにした木の上にのせ、帽子をかぶせたりビーズで飾ってみたりして遊びました。2つ目は木登りです。最初はあまり登りたくありませんでしたが、登ってみるとそのスリルときれいな景色にやみつきになりました。登っているときや下りているときはとてもこわくて、「登らな� �ればよかった。」と後悔しますが、木の上から町を見ると本当に見晴らしがよく登ってよかったと思えるし、何より木のぬくもりが感じられました。

 こんなたくさんの経験は、自然豊かなこの練馬でしかできないものであり、この自然は練馬の財産であると思います。

 しかしその一方で、この豊かな自然は少しずつ失われているようにも思えます。私の家の周りにある畑も、道路建設や家を建てたりという目的で次々と消えていっています。ある日突然畑の周りに工事用の囲いができたときは悲しいというよりさびしい気持ちがしました。ここであれを見た、これもしたと思い出していくと、この畑はもう二度ともどることがないんだということがひしひしと感じられました。霜柱で遊んだ畑にも家が建ち、今は人も住んでいます。私は今もその家が好きになれません。また、私の大好きだった森にも赤いソファーが捨てられていました。きちんとゴミにも出さないでそんな所に捨てる人は許せませんでした。これだけ世界で日本でテレビで地球温暖化や自然破壊を訴えているのにまるでそれを知らん� ��りするように私の身近でもどんどん自然が消えています。私はどんなに訴えても実際問題自然は各地で失われているのだということに気が付きました。それでも、私たち地域の手で守っていける練馬の自然は最大限守っていきたいと感じました。

〈佳作〉 大好き!練馬の緑!

練馬区立開進第二中学校1年 寺崎 真初(「崎」の字は「たつさき」)

 練馬区には、たくさんの緑があります。
 畑もあります。
 ぼくは、動物もたくさんいると思います。
 ぼく自身、「ハクビシン」や「タヌキ」を見た事があります。
 今、地球温暖化が進んでいる中で、都会にこんな緑がある事は、すばらしい事だと思います。
 特に、石神井公園には、たくさんの緑があり、いろいろな、虫や、鳥がいます。
 本当に都会とは思えない緑です。
 他にも、太陽光発電、打ち水、学校の校庭の芝生などたくさんの緑につながる事を練馬区は、行っていると思います。
 そういったエコロジー、つまりエコは、緑を増やし、地域の環境を良くし、地球温暖化の防止につながります。
 ぼくは� �「エコクラブ」というものの、「グリードボーイズ」というグループに入って、「エコ活動」をしてきました。
 最初は、「エコ」という言葉をあまり知らず、ただ興味を持っただけの理由で、入会しました。
 ですが、「エコ活動」をしていると、節電や、節水という事を覚え、「もったいない。」という言葉を知りました。
 例えば、「買い物でのレジ袋はもったいない」や「むだな物を買うのはもったいない」、「近くに行く時は、車ではなく、自転車や歩いていかないと、むだなエネルギーがかかってしまい、もったいない」という事です。
 他にも、「4つのR(リユース、リデュース、リサイクル、リペア)」、「気がついたらすぐにエコ」、「エコをくせにする」などの言葉を知りました。
 「グリードボー イズ」での初めての活動は、広告の裏を使い、「エコ」についてのポスターを書いて、他の人にも「エコ」をしてもらうという活動です。
 ぼくは、絵を書くのが苦手だったのでとても苦労しましたが、一生懸命書いたので、他の人にも伝わったと思います

 次の活動は、「練馬区打ち水大作戦」です。
 区役所の方々に雨水をためていただき、打ち水をしようと言う活動でした。
 たくさんのグループが集まり、一斉に打ち水をしました。
 気温が何度下がったのかは、分かりませんが、とても涼しくなりました。
 他にも、自然の観察や、星の観察、生ゴミを集めて、肥料を作り、その肥料で、少しですが花壇に花や野菜を植えました。
 特にぼくが心に残った「エコ活動」は、藍染めです。
 育った藍でハンカチやシャツを染める活動です。
 わりばしや木の実、ペットボトルのキャップなどをゴムで止めて染めます。
 すると、止めた所だけ染まらずに元の色のままでとてもキレイな模様になります。
 ぼくは、この様な活動を通して、様々な事を教� ��り、地域の事、地球の事を考える様になりました。
 一人一人が行う「エコ」も大切です。
 ですが、たくさんの人に地球の現状、地球温暖化の止め方を教える事も大切だと思うのです。
 どんな小さな事でもいいんです。
 小さかろうが、みんながやれば大きくなるんです。
 ぼくは、今自分が持っている知識を最大限に生かして、仲間と共に「エコ」を教えて行きたいと思っています。
 これからも環境についての勉強を欠かさずに「エコ」を教えて行きたいと思っています。
 そして地球温暖化を止めたいと思います。
 だってぼくは、練馬が、東京が、日本が、地球が大好きだから・・・・・・。

〈佳作〉 私達の習慣となるエコライフ

練馬区立石神井南中学校2年 平野 真理

 私の家では、意識しているわけではなく、習慣となってやっているエコがあります。その中でも特に皆さんにおすすめと言ってよい簡単なものがあります。

 まず、今注目されているビニール袋の有料化ですが、スーパーでもらってから、家や学校などで使用することもあるかと思います。例えば、ごみ袋として毎日使ったり、汚れ物を入れたりします。けれども、その場合、ビリビリに破けるほどになるまで繰り返し使うことはないと思います。汚れてしまえばそれっきりになり、使いようがありません。ですが、今、スーパーで有料化が進んでいるのなら、前にもらった袋を活用すれば良いと思います。特に汚れ物を入れていないのなら、小さくたたんで店へ持っていき、「袋はいらないから」と、その袋を破けるまで使い続ければいいと思います。結果として捨てるのであっても、使えるだけ長い間使えば、その間の分は袋を増やさなくて済んでしまうし、たくさんためておけば、その� ��き、そのときの必要な大きさによって、臨機応変に使い分けることもできます。私の母はよく、そうして活用しているので、良い方法だと思います。

 次に、簡単なやり方というわけではないけれども、お風呂の残り湯を洗濯に使うことも無駄がなく良いことだと思います。きちんと洗剤で洗われるので、安心して使えます。その他にも、打ち水に使うこともできて捨てるもったいなさをなくすことができます。

 最後に、リサイクルに回せば再利用されるペットボトルでも、家で活用が効くやり方です。ペットボトルにも、袋と同じように場合によって適した大きさがあります。我家では特に夏に、やかんで麦茶をつくります。そのつくった麦茶を冷まして入れているのはペットボトルです。このボトルに入れて余ってしまうものは小さいペットボトルに入れているのでたまに2本ぐらいペットボトルを使います。専用のビンも家にはありますが、大きさが小さいので入り切らないと思います。そこで、ペットボトルを使うと、大きさ、形がさまざまで使いやすいと思います。

 こういった物を使うと、エコになるだけでなく、身近な物で用が済むのでわざわざ買いに行く手間も省けます。また、ビニール袋であれば、エコバッグ以上にコンパクトで、出かけ先での荷物入れなどにも役立ちます。

 身近な物をよく見ると、生活に活用できる使い道があることに気づくことができます。自分で気づかなくても、親がやっていることを取り入れて続けていけば、エコとして成り立たせることができると思います。私は、自分では全く気づかず、親のしていることを見てスーパーの袋の活用をしてきました。いろんな人が持っている知恵を見て取り組むことが、エコをするきっかけになると思います。だから、皆さんも見直す時間をつくってみてください。

 私は、これまでに上げた3つの例の他に、スーパーのビニール袋でない小さな袋でも、同じような活用をしていきたいし、レジでもらうレシートを、メモとして使っていきたいと思っています。他にも、エコにあまり関係なくとも、「もったいない」を減らすために、小さくなった鉛筆でも書けなくなるまで使い切ったり、ティッシュの箱を入れ物に使うなどしていきたいです。

 「私達にできるエコライフ」は、本当に簡単なことから始めていいと思います。だから私は袋、ペットボトルの活用からやっていきます。皆さんも、身近なことから見直し、発見をして始めてください。地球を美しくするために。

〈佳作〉 「私たちのエコライフ」

練馬区立石神井東中学校2年 大西 紗規子

 現在、「環境の悪化」が深刻化してきている。主に、水質汚染や大気汚染、森林伐採などが原因とされている。私たちが便利で快適な生活を求めるほど地球環境は悪化し続けてしまう。私たちにできることは、こうして作られたものを大事にし、まだ使える物は捨てることなく、資源を大切に使うことだと思う。

 私は、自分ができる簡単なエコをしている。例えば、週に一度、古紙とカン・ビン・ペットボトルなどの資源ごみの回収には必ず出すようにしている。忘れがちだが、ペットボトルはキャップとラベルは取り外し、資源ごみと燃えないごみに分けることも実践している。回収された資源ごみは、衣類の繊維や食べ物の包装、再生紙などに生まれ変わり、再びお店に並ぶ。私はなるべくリサイクルされた商品を買うようにしている。

 それだけでなく、家のポストに入っている広告も捨てずに、メモ用紙として利用している。私はいつも、試験勉強のときは広告の裏で単語を練習し、また計算用紙として勉強をしている。


 さらに、私は買い物をする時に、「エコバッグ」を持っていく。スーパーのビニール袋と違って可愛く、丈夫で何度も使える。日本では1人が1日1枚ビニール袋を使ったとして、年間300億枚利用されていることになる。皆が買い物をする時に、エコバッグを持っていけば年間約58キロもの二酸化炭素を減らすことができるのだ。すでに、レジ袋を完全に有料化しているスーパーもある。そのようなスーパーをみんなが利用すればレジ袋の生産をおさえられるだろう。レジで店員さんに「袋はいりません」と言うと、2円割引してくれるお店もある。エコをすると自分にも、環境にも良いことがある。

 他にも、私たちの身近で行われているリサイクル活動と言えば、フリーマーケットだ。練馬区のさまざまな公園でもフリーマーケットが開催されている。私の近所では、光が丘公園やこぶし公園で年に何回か行なっている。私たちがもう小さくて着られなくなった洋服や使わなくなった物を捨てることなく、欲しい人に買ってもらうことができる。買う人はとても安い値段で手に入れることができる。今は、リサイクルショップなどで簡単に売買することができるけれど、フリーマーケットは様々な人々とふれ合うことができ、お祭りみたいで楽しい。

 環境問題は、世界でも話題になっている。あと何年かしたら南極の氷が溶け水面が上昇した影響で、水没してしまう可能性がある国もある。海水面の上昇は、アジアでの台風や津波の被害と深く関わっているそうだ。すでに日本でも台風による被害が年々大きくなっていて、温暖化の影響を肌で感じられるようになってしまった。

 私は、この温暖化をこれ以上進めないために、一人でも多くの人々が1つでも多く環境のために取り組みをしなければならないと思う。古紙回収、フリーマーケットやエコバッグのように楽しさ、可愛さや手軽さなどの要素があると、エコに関心を持つ人が増えると思う。

 人間の勝手な行動が植物や動物に悪影響をもたらしてしまった。近年、絶滅危機にある動物の種類がどんどん増えている。また、木や花が枯れていき、光合成ができなくなると二酸化炭素がますます増えてしまう。

 進んでしまった温暖化は無かったことにはできないけれど、これ以上進めないようにすることはできると思う。エコライフをすることは決して偉い事ではなく、みんなが「資源は無限ではない」ということを忘れず生活しなければならない。これから温暖化を進めないためにはみんなで協力しなければならない。

〈佳作〉 環境の変化

練馬区立開進第二中学校2年 久松 佳菜子

 私は環境について考えた時に、今と昔の練馬区ではどのように変わっているのだろうと思い、母から話しを聞き、そのことについて書きました。

 私の住んでいる江古田はあまり緑が多いとか、自然がいっぱいとは言えない町です。しかし、同じ練馬区内で私の祖父母が住んでいる大泉は、練馬区でいうと西の方にあり、私が住んでいる江古田に比べると、緑が多く、畑や農家などがたくさんあります。そのため、祖父母が住んでいる家に行く時に、畑の前などを通るたび、緑の多さをのどかに思ったり、自然はやっぱりいいものだなぁと実感します。そして、そういうことを思うと、練馬区の形が横に広いだけあって、西と東ではこんなにも違うのだなぁと改めて実感します。

 では、大泉の緑の多さは何10年という間で大きく変わっていないのかな、と思いますが、小さい頃から、何十年間か大泉で育ってきた母に話しを聞くと、いくら私から見て、自然が多い町と見えても、やはり大泉という場所も、母が小さかった頃に比べると確実に自然は減っていってしまってるようです。

 例えば、畑や林は関越自動車道になったり、空き地は住宅が立ち並んだり、生活や交通面では便利になったものの、自然について考えるとこういう便利な物を作っていくたびに、自然が一つ一つ失くなってしまっていくのかなぁと思います。

 一方では今も昔も変わらず、畑の前に無人スタンドという場所があり、売る人は誰もいなく、そこの畑でとれた物を買いたい人がお金を箱に入れ、買っていくということや、他にも、桜台や大泉ではブルーベリー畑を作り、育てて、お金を払い収穫させてもらったり、自然を見直して、自然を増していこうという努力もあるようです。

 私は祖父母の家に行った時に、畑で直接、食べ物を買い、その場で畑のおじさんがぬいてくれたり、また私が小学生の時、隣接している新座へ、ぶどう・巨峰がりに行き、普段の生活ではなかなかできない体験をし、とても楽しく、うれしい気持ちになったのを今でも覚えています。私は自然には普段のテレビや、パソコン、ゲームなどとはまた違う楽しさなどがあると、その時思いました。確かに今の時代、便利な物に囲まれて、楽しみを感じられたりするけれど、だからこそ、自然の中で自分達が生み出す、楽しさや、うれしさなどを大切にしていくべきなのかな、とこのごろ思うようになりました。

 私の母は小さい時、クワガタ島という所に朝早くに行って、クワガタをとったり、さといも畑がたくさんあり、夕だちが来た時などは大きな葉っぱを傘代わりにしたりしたそうです。他にもくり畑や梅畑、ふき畑などもたくさんあったそうです。母の話しを聞いた私は、自然に囲まれた生活はいいなぁと思いました。でも、今しっかりと自然を見直そうとして、何か行動に表している人達がいるということが環境について考えていかなければならない私達の世代にとってはうれしいことだと私は思います。これから先のことはどうなるか分からないけれど、今言えることは目の前にある環境問題にしっかりと向き合い、今日できること、今の自分にはどんなことができるのか考え、行動に表していけば、きっと何年後か何十年後かには� ��当の自然いっぱいの練馬の町、自然いっぱいの地球と言われるような日が来るのかな、と思います。だから私は今できることをみつけ、一つずつ実行していきたいと思います。

〈佳作〉私達が地球のためにできること

練馬区立光ヶ丘第一中学校3年 森 晴彦

 私達が住む地球は、今から46億年前に誕生し、その後40億年もの歳月をかけて今の環境をつくり上げてきた。そして今、人間の私利私欲を優先させる行動によってその環境が壊されつつある。

 自動車で移動する人が増えて二酸化炭素などを含む排気ガスを排出し、地球温暖化を促進したり酸性雨を降らせたりしている。ロケットを打ち上げる時に塩化水素を含んだ排気ガスを大気中に排出したり、山奥などに捨てられた冷蔵庫やエアコンからフロンがもれることなどで、太陽光に含まれる有害な紫外線から私達を守る働きをするオゾン層に穴があき、オゾンホールが年々大きくなっている。地球の肺と呼ばれ酸素の生産者である熱帯林も次々に伐採されて砂漠が広がっている。2000年までの10年間で日本の国土の約2.5倍にあたる森林が地球上から減っているそうだ。大量の水が使われて水不足に苦しむ人も増加している。ごみが増え続けてごみ処理場も不足している。今地球で起こっている環境問題を思い浮かべただけでも枚挙� ��いとまがない。

 このような状態が将来も続いていくとすれば地球はどうなるか。地球温暖化によって地球の気温が上昇し、南極や北極の氷が溶けて海面が上昇して水没する国がでてきたり、気候が変化することで異常気象が発生する。自然の条件が急に変わることで生態系が大きく変わり、マラリアなどの熱帯の感染症が世界中に広がる可能性もある。また酸性雨によって森の植物が枯れ、湖に魚が住めなくなったりもする。その他にも熱帯林が減少することで大洪水や干ばつなどが起こる。今から手を打たなければ将来の地球の環境は大変なことになるだろう。ではそれを防ぐためには何をする必要があるのか。

 私はこの2年間練馬区が主催する練馬子供議会というものに参加している。そこでは未来の練馬区についてや環境問題について話し合い、最後に本会議で自分達の意見を発表している。そこで出した結論は、各自が自分のこととして環境問題に関心を持つことが大切だということだ。現在は環境問題に無関心な人が多いので、温暖化が進んでいる、酸性雨が被害をもたらしていると言われていても、自分には関係のないことだと、自分と環境問題に一線を引いてしまう。だから環境問題を解決しようと呼びかけられてもあまり反応がないのである。その解決策として世界で起こっている環境問題が自分達の身近に起こっていると自覚する機会をつくるのが良いと思う。そのためにはテレビや新聞、広告などで積極的に呼びかけることが必 要だ。そうして人々に環境問題に対する意識を呼び起こし、関心が高まったところで協力を呼びかけると効果的だと思える。

 では、私達がすべきこととは一体何なのか。それは初めから大きなことをするのではなくて身近で手軽に実行できることからやっていくことが良いと思う。温暖化対策の具体例としては、冷房の設定温度を28度、暖房時の室温を20度にすることや蛇口をこまめにしめること、使用していない電気製品の電源プラグをコンセントから抜くことなどが考えられる。

 熱帯林を守るためには、正しく管理・保護された森林から作られた製品につく「FSCマーク」がついている製品を購入することや、植林のボランティア活動に積極的に参加することなどが望ましい対策になると考える。

 今挙げたことに関心をもって実行する人が増えると、地球の環境は改善されていくだろう。緑があふれて川や湖の水は冷たくて澄んでおり生き物であふれている自然いっぱいの地球が戻ってくるだろう。

 技術が進歩するのが必ずしも良いことばかりではない。その代償として環境がむしばまれている。多少不便な点があっても、豊かな自然であふれている地球で生きる方が、地球上で共存する生き物の1つとしての役割を果たしていると私は考える。今、今日から自分にできることに精一杯取り組んでいきたい。



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